著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

先週(18日〜24日)のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比365,297円(9.83%)安の3,351,751円と2週続落。チャート上では三角持ち合い下放れとなり、先週はおよそ2週間ぶりに一時300万円を割り込む場面もあった。

先週のBTC相場は、週明けからアルトターン気味に主要アルトコインが上昇する中、三角持ち合いの中で上値も下値も試しきれない展開となったが、19日のイーサリアム(ETH)対ドル相場の過去最高値更新後にアルトコイン売りが膨らむと、これまでサポートとして機能してきた34,000ドル(≒352万円)を割り込み安値を広げる展開に転じた。

一方、相場が300万円を割り込むと自律反発の様相を呈し、一時は三角持ち合い下辺まで戻した。週末には早くもETH相場の反転上昇したこともあり、足元、BTCは335万円を挟み込みレンジでの推移となっている。

第1図:BTC対円チャート 1分足

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成
 

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。