著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

23日のビットコイン(BTC)対円相場は525,244円(9.20%)安の5,185,969円と大幅安。22日から二日間で89万円吐き出し、対ドルでは心理的節目の50,000ドル維持に失敗した。

この日の相場は東京から欧州市場にかけて安値を広げる展開。前日の乱高下を受けた動揺や、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を控え、相場は55,000ドル(≒580万円)水準から強い戻り売りに押され、欧州市場中盤には45,000ドル(473.5万円)にタッチした。その後は、節目での押し目買いに加え、パウエル議長の証言がハト派的な内容だったことも支えとなり、NY市場からの相場は下げ止まり引け後まで安値圏で揉み合いに終始。今朝方にはスクエアの追加BTC購入の報を受けて小堅く推移している。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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