著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

15日のビットコイン(BTC)対円相場は、9,751円(0.49%)高の2,010,004円と小幅ながらも4日続伸し、およそ1週間半ぶりに終値で201万円台に乗せた。一方、昨日のアルトコインは高安まちまちとなる中、XRPの対円相場は3.378円(6.54%)安と強く押した。

昨日は、米大手アダルトサイトからVISAとマスターカードが撤退し決済手段が暗号資産(仮想通貨)のみとなったことが明らかになり、棚ぼたで実需が生まれた形となり、BTC相場は東京時間から203万円を目指すも、対ドルで19,500ドル台に乗せると戻り売りが入り反落しこの日のマイナス圏に沈んだ。

一方、この日はポンドや円がドルに対し上昇し、金(ゴールド)相場も確りとした値動きとなったことで、欧州時間からのBTCは199万円周辺から切り返し200万円を奪回。その後はNY株式市場の上昇を眺めつつ本日未明に201万円台に乗せた。

第1図:BTC対円チャート(1分足)、前日平均値・4本値、騰落率、出来高 出所:bitbank.ccより作成

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。