著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

先週(7月26日〜8月1日)のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比468,479円(11.98%)高の4,380,002円と2週続伸し、6週間ぶりの高値に浮上した。

30日金曜日のDeribitでのオプションカット後に40,000ドル(≒439万円)の踊り場を下方にブレイクしたビットコインだったが、その後、シカゴマーカンタイル取引所(CME)のBTC先物SQを通過すると反発。この日は米自動投資サービスのウェルスフロントがグレイスケールのBTCとイーサ(ETH)の投資信託を投資対象に追加したことや、ヘッジファンドのゴールデン・ツリーがBTCを購入したことも追い風となり、ビットコインは40,000ドルを回復し、42,000ドル(≒460万円)台に乗せた。

これによりビットコインの対円相場は6月高値の455万円を上抜けたものの、週末は過熱感もあってか一転して失速。一時は42,600ドルまで上昇しレンジ上限の43,000ドルに迫ったが、今朝方にCMEでBTC先物市場の取引が始まると上値を重くし、30日の上げ幅をほとんど掻き消した。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。