著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

27日のビットコイン(BTC)対円相場は、前日比5,110円(0.42%)安い1,210,137円と、前日の上げ幅を帳消しにした。循環物色一巡で引き続き多くのアルトコイン相場が弱含む中、BTCも前日終値水準を維持することができず、欧州時間からジリ安に転じた。市場が注目したカンザスシティー地区連銀開催の年次経済シンポジウム(ジャクソンホール)では、米連邦準備制度理事会(FRB)が「適度なインフレのオーバシュートを容認」するスタンスを示し、「平均インフレ率目標」の導入を発表。これを受けて市場では金相場が急騰するも、すかさず急反落。BTCも金相場に振り回される形で一時はプラス圏に浮上し122万円を突破するも、間も無く反落し、119万円に再びタッチした一方、25日にも押し目で反発した同水準では買い支えられ、ドル高円安の恩恵もありその後は徐々に戻していった。

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