著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

1日のビットコイン(BTC)対円相場は7,258円(0.11%)高の6,502,881円とほぼ変わらず。直近2日間の相場は650万円周辺で踊り場を形成し、横ばいとなっている。

米国のADP雇用統計の大幅改善や、ゴールドマンサックスの富裕層向け暗号資産(仮想通貨)投資商品検討の報で、31日のビットコイン相場は仕掛け的な売りから一変して切り返し、630万円から660万円まで戻したが、欧州で強化されるコロナ対策の行動規制に上値を抑えられる形となり、31日のNY市場から方向感に欠ける展開となっている。ただ、ADP雇用統計が上振れたことで、本日、米労働省が発表する雇用統計も前向きな結果が期待され、昨日は新規失業保険申請件数が市場の予想に反して71.9万件と増加するも、相場の反応は極めて限定的だった。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。