
8日のビットコイン(BTC)円は1405万8779円から取引が始まった。週末の終盤にかけて動意付いたBTCは、週明け東京時間から強含む展開を繰り広げ、欧州勢参入後には1437万円まで上昇した。一方、これによってドル建てBTC相場が9万2000ドルにタッチすると、その後は失速した。米国時間に差し掛かると、今週のFOMCでFRBが来年にかけての利下げを約束しないとの観測から米債利回りが上昇し、BTCは1400万円まで反落した。しかし、トランプ米大統領が今朝方、中国に対するエヌビディア製半導体の販売を許可したと発表すると、相場は1420万円台を回復。その後はやや失速し、終値は1414万2949円となった。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト 英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
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