17日のビットコイン(BTC)円は1457万8194円から取引が始まった。東京時間は弱々しくも戻りを試す展開となり、終盤には1480万円を回復するも、海外勢参入後には失速し、上げ渋りに転じた。米国時間に差し掛かると、米株先物の下落を眺め、BTCは東京時間の上げ幅を吐き出すも、即座に押し目買いが入り上下に振れた。しかし、19日引け後のエヌビディアの決算や、20日の9月米雇用統計の発表を控え、米国時間は警戒ムードが広がり、BTCは1420万円まで下値を広げた。これによりCMEのBTC先物が4月に作った下窓を閉め切ると、相場は下げ止まったが、戻りは鈍く、終値は1432万9185円と5月以来の安値に下落した。
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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト 英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。