10日のビットコイン(BTC)円は1612万9906円から取引が始まった。週末9日に発表されたトランプ米大統領による給付金計画に加え、この日は米中両政府が関税を引き下げたことで、東京時間のBTCは1640万円まで一段高を演じた。これによってドル建てBTC相場は4日の下げ幅を奪回すると、その後は上げ渋る展開が続いた。米株市場が始まると、BTCは一時上げ幅を吐き出したが、米政府機関の閉鎖解除への期待から米国株相場が上昇したことで、BTCも戻りを試した。米国時間終盤には1640万円近辺まで戻し、終値は1636万5023円と、円建てでも4日の下げ幅の殆どを奪回した。

ビットコインチャート
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト 英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

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