5日のビットコイン(BTC)円は1562万円から売り優勢で取引が始まり、東京時間序盤には1520万円まで下値を広げた。一方、ドル建てBTC価格が節目の10万ドル(≒1538万円)を割ったことで、売り一巡後には押し目買いが入り、1560万円を回復した。欧州勢参入後は揉み合いに転じるも、米国時間に差し掛かると徐々に戻りを試した。この日発表されたADP雇用レポートとISMの非製造業PMIは、いずれも市場予想を上回る結果となり、米債利回りは幅広い年限で上昇したが、ここもとの景気や株価調整懸念の解消によって米国株相場が反発し、BTCも連れ高となった。米国時間終盤には1620万円にタッチしたが、引けにかけて株価が失速したことで、終値は1604万6132円となった。
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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト 英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。