4日のビットコイン(BTC)円は1646万1635円から取引が始まった。3日発生したバランサーの事件で不正流出した資金がイーサ(ETH)にスワップされていることが明らかになり、東京時間のBTCは1620万円を割り込み、その後も小甘い推移が続いた。欧州勢参入後には1600万円周辺で下げ止まるも、AIバブル崩壊懸念を背景とした米主要株価指数の下げに連れ、米国時間序盤には完全に1600万円を下抜けた。また、昨日は複数の大手米銀CEOが10%〜20%の株価調整を予想したことや、仏半導体メーカーのシークアンスが保有BTCの一部を売却したと明かしたことも市場心理を悪化させた。米国時間終盤のBTCは10万ドル(≒1534万円)を一時割り込んだが、今朝方には水準をやや戻し、1561万7388円でこの日の取引を終えた。

ビットコインチャート
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト 英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

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