9日のビットコイン(BTC)円は1653万円から取引が始まった。東京時間序盤は1640万円まで水準を下げるも、売り一服後は押し目買いの様相で下げ幅を奪回し、終盤には1667万円周辺まで上昇して先週の雇用統計後の下げ幅を更に縮小した。一方、欧州時間に入るとドル円相場の下落が相場の重石となり、1650万円近辺まで押した。注目された米雇用ベンチマーク改定では、3月までの12カ月間の雇用創出が従来より91.1万人少ない結果となると、ロングの投げを伴って1634万円まで急落。しかし、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待によってその後はジリ高に推移し、終値は1646万5827円となった。
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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト 英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。