1日〜7日のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比55万7585円(3.50%)高の1650万2265円と4週ぶりに反発した。
米連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待を背景に、先週のBTC円は1500万円台後半から徐々に戻りを試し、5日には一時1678万円まで上昇した。ただ、この日発表された8月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が2.2万人増加と市場予想の7.5万人を大きく下回り、失業保険も4.2%から4.3%と4年ぶりの水準に上昇したが、景気への懸念が米国株相場の重石となり、米国時間序盤にBTCは1630万円周辺まで一段安を演じた。
週末も前半は上値の重い展開となり、相場は1620万円台で推移する場面もあったが、7日からは徐々に戻りを試し、1650万円を僅かに上回った。
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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト 英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。