8月25日〜8月31日のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比79万0588円(-4.72%)安の1594万4680円と3週続落し、7月の上げ幅をさらに縮小した。
週央にかけてクジラによるBTC売り懸念の下げ幅を取り戻したBTC円だったが、週後半からは軟調地合いに転じると、29日にはバイナンスで一部のシステム障害による先物取引停止を受けて、1650万円周辺から1620万円近辺まで下落した。この日発表された7月の米個人消費支出(PCE)デフレーターは市場予想と合致し、BTCは一時反発したが、米国株市場ではAI用のサーバー製造コスト競争の激化がAI関連銘柄の重石となり、BTCも連れて1600万円周辺まで下落した。
週末の相場は1600万円周辺で小動きに終始した。
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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト 英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。