27日のビットコイン(BTC)円は1649万8015円から取引が始まった。先週のジャクソンホール会議を通過して、FRBによる利下げ期待から一時は1700万円を回復した相場だったが、クジラによる約2万4000BTC(≒3950億円)の売却により、26日には一時1600万円周辺まで下落した。ただ、FRBの独立性を巡る懸念が再浮上するなか、26日は1650万円まで戻すと、昨日の東京時間は同水準周辺で上げ渋る展開となった。海外勢参入後は、ドル安を眺め戻りを試すと、米国株相場の上昇も味方となり、一時は1668万円まで上昇。しかし、その後はドル円相場の下落に上値を圧迫されると、エヌビディアの決算後の株価急落に連れて1640万円周辺まで反落し、終値は1640万4474円となった。
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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト 英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。