23日のビットコイン(BTC)円は1480万3364円から取引が始まった。イラン政府がホルムズ海峡を封鎖しないとの見方から、週明けはリスクオフムードの巻き戻しによって、東京時間には1500万円を回復した。一方、海外時間に入るとイランによる米国に対する何らかの報復措置への懸念から失速し、米国時間序盤には一時1480万円を割り込んだ。すると、イランがカタールの米軍基地にミサイル攻撃を実施し、一時は1460万円まで下落したが、攻撃の事前通告があったことから形式的な報復措置と認識され、BTCは急反発を演じた。また、今朝方にはトランプ大統領がイランとイスラエルの停戦を発表し、相場は1540万円にタッチ。終値は1536万9889円となった。

ビットコインチャート
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。