16日のビットコイン(BTC)円は1528万1037円から取引が始まった。中東情勢を巡る楽観的な見通しを背景に週明けの米株先物が上昇すると、BTCも連れて東京時間終盤には1550万円まで上昇した。欧州時間に入ると一時失速するも、米国時間に入ると米株の上昇に連れ高となり持ち直した。更に、イランがアラブ諸国に対してトランプ大統領がイスラエルに即時停戦に合意するよう働きかけているとの情報が伝わり、1570万円を回復した。一方、今朝方にトランプ大統領がSNSで「全員テヘランから避難するべきだ」と発言した他、米国家安全保障会議(NSC)に対して作戦司令室で待機するよう命じたことで、BTCは上げ幅を縮小。終値は1544万3771円となった。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。