
5日のビットコイン(BTC)円は1499万4332円から取引が始まった。東京時間は底堅い推移となる中、ドル円相場の反発もあり1510万円に戻したが、終盤にかけて一部アルトコインに売りが入ったことで1500万円近辺まで押し返された。一方、欧州時間に入り米株先物が上昇すると、BTCは1500万円で下げ止まった。米国時間には、ECBの利下げや米雇用関連指数の悪化を受けて1520万円に浮上したが、米短期金利の上昇に逆行して反落。その後は米中両首脳の電話会談が融和ムードで終わったことで一時1510万円に戻したが、「トランプ減税」法案を巡ってトランプ米大統領とマスク氏が批判の応酬を繰り広げると、テスラ株の急落に連れて1450万円まで下落した。終値はやや戻して1463万4112円。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成
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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。