
15日のビットコイン(BTC)円は1520万4501円から取引が始まった。東京時間はジリ安に終始し、終盤には1500万円を割り込んだ。一部主要アルトコインの売りが目立った他、金(ゴールド)価格が下落したことが相場の重石となった。一方、海外時間には切り返し、一連の米経済指標がFRBによる利下げ期待を正当化する内容となり、一時は1500万円を回復した。しかし、直後にパウエルFRB議長が「金融政策のアプローチを再検討する」と発言したことで、相場は再び1490万円周辺まで下落した。尤も、その後も米金利の低下が続いたことでBTCは反発。米国時間終盤には前日終値まで戻し、終値は1515万192円とほぼ変わらずだった。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成
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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。