
13日のビットコイン(BTC)円は1527万2766円から取引が始まった。東京時間序盤は売り優勢で始まり、一時は1500万円近辺まで水準を下げるも、売り一巡後には切り返し、終盤には下げ幅を奪回した。海外時間も底堅い推移となると、4月の米消費者物価指数(CPI)が前月比で伸びが加速したものの市場予想を下回り、前年比では伸びが減速したことで、米国市場では前日の米中貿易戦争休止に続き楽観ムードが継続。BTCは徐々に水準を切り上げると、テザー社による680億円相当のBTC購入も後押しとなり、1550万円にタッチした。一方、これによりドル建てBTC相場が節目の10万5000ドルにタッチすると、終値にかけて戻り売りが入り、終値は1538万148円となった。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成
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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。