
7日のビットコイン(BTC)円は1388万2250円から取引が始まった。前日の相場上昇の反動で東京時間は上下に振れる展開となり、プラス圏とマイナス圏を行き来した。
海外時間に入ると、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え1390万円周辺で小動きに転じた。FOMCは3会合連続で金利の据え置きを決定。声明は雇用減速とインフレ加速のリスクが意識される内容となった他、パウエルFRB議長は慎重姿勢を崩さなかったが、BTCは一時1375万円まで下落した後、底堅い値動きとなると、米AI関連株の上昇に連れて米国時間終盤に反発した。終値は1398万9879円と二日続伸でこの日の取引を終えた。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成
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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。