4月30日のビットコイン(BTC)円は1346万5001円で取引を開始すると、ドル円相場の上昇もあり米国時間序盤まで段階的に戻りを試し、1356万円にタッチした。一方、四半期次の米GDPや価格指数の速報値がスタグフレーションを想起させる内容となると、相場は下げ足を速め、一時1331万円周辺まで急落を演じた。尤も、その後発表された3月の米個人消費支出(PCE)デフレーターがコア指数と共に減速すると、BTCは反発。残りの米国時間はプラス圏とマイナス圏を行き来する展開となったが、引けにかけて小高く推移し、終値は1350万9325円と小幅高となった。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。