
23日のビットコイン(BTC)円は1332万6693円から取引が始まった。東京時間序盤はドル円相場の下落を受け、一時1320万円を割り込んだが、トランプ米大統領がFRBのパウエル議長を解任する意向はないと表明したことで安心感が広がる中、下げ幅を奪回した。欧州時間に入ると、相場はプラス圏とマイナス圏を行き来したが、米国株相場が高寄り後に下げたことで、BTCも連れて1310万円まで水準を下げた。一方、これによりドル建てBTC相場が9万2000ドルにタッチすると、その後は押し目買いの様相で反発。米国時間終盤には1350万円周辺まで戻し、終値は1344万1223円と、小幅に続伸した。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成
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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。