
22日のビットコイン(BTC)円は1236万4636円から取引が始まった。東京時間のこの日の相場は前日に続き買い優勢となり、一時は1250万円を回復したが、ドル円相場が続落したことで、円建てBTC相場の上値を圧迫した。一方、米国時間に差し掛かると、ベッセント米財務長官が米中貿易摩擦は緩和されるとの見通しを示したことで、リスク回避ムードが逆転し、BTCは1300万円を目掛け上昇。また、今朝方にはラトニック米商務長官の二人の息子が指揮をとるキャンター・フィッツジェラルドが、ソフトバンク、ビットフィネックス、テザーとパートナーシップを組み、ビットコイン投資会社「21キャピタル」の設立に向けて動いているとFTが報道し、相場は1300万円の上抜けに成功。終値は3月7日ぶりの水準となる1332万6693円となった。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成
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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。