14日のビットコイン(BTC)円は1204万7733円から取引が始まった。東京時間は1210万円を挟み込み揉み合う展開に終始したが、関税懸念が緩和される中、海外時間からはジリ高に転じ、1225万円周辺まで水準を戻した。米国時間に入ると一時は1230万円に乗せたが、高寄りした米国株相場が下げに転じるとBTCも追随し、日付を跨ぐ頃には1205万円近辺まで下落した。一方、その後はFRBのウォラー理事が米経済の景気後退を回避するために利下げを実施する可能性があると発言したことで、BTCは1220万円にワンタッチした。その後は方向感に欠ける展開となるも、終値は1213万8691円と小幅に上昇した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。