著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

7月1日のビットコイン(BTC)対円相場は小幅に続伸した。30日に行われた仏下院選挙の1回目投票で、極右政党の国民連合(NR)が首位になる見通しとなると、週末のBTCは1000万円を回復、昨日も始値から買われ、1025万円まで上昇した。一方、欧州市場が取引を開始すると、仏国債利回りの上昇を眺めBTCは上げ幅を解消した。米時間に入ると、全米供給管理協会(ISM)が発表した6月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想の49.1に対して48.5と下振れ、BTCは再度上値を試す展開となり1030万円にタッチしたが、その後は戻り売りが入り終値にかけて上げ幅を縮小した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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