著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

15日〜21日のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比88,864円(1.46%)高の6,155,772円と小幅に反発した。

グレイスケールの現物ビットコイン上場投資信託(GBTC)からの資金流出による売り圧力が懸念され、先週のBTCは週後半に入ると632万円周辺から600万円近辺まで急落した。19日の米時間序盤には、強い米経済指標を受けた米債利回りの上昇が相場の重石となり、相場は一時600万円を割り込む場面もあったが、人工知能(AI)に関連する半導体や大型ハイテク株の上昇や、決算絡みの買いで米主要3株価指数が上昇すると、BTCも連れ高で下げ幅を奪回した。

週末のBTC円は610万円台後半で揉み合いに終始したが、本日は売り優勢で取引が始まり、足元では612万円周辺で推移している。

第1図:前日のBTC対円チャート 1時間足 出所:bitbank.ccより作成

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