著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

23日のビットコイン(BTC)対円は年初来高値の453.7万円を大幅に上回り、5日続伸となった。米証券取引委員会(SEC)による現物型ビットコイン上場投資信託(SEC)の承認期待が膨らむ中、東京時間のこの日のBTCは448.2万円から460万円周辺まで上昇するも、欧州時間には米長期金利が5%台に乗せ、失速した。一方、米時間に入ると、SECのへスター・ピアース委員がCNBCとのインタビューで、SECが現物型ビットコインETFを承認してこなかった理由は「不可解だ」と発言した他、SECによるグレイスケールのビットコイン投資信託(GBTC)のETFへの転換の再審査が確定、さらには、ブラックロックのビットコインETFのティッカーがナスダックのクリアリング機関DTCCに登録されたことが確認され、相場は昨年5月ぶりに500万円周辺まで急伸した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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