著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

20日のビットコイン(BTC)対円相場は反発したが、直近で相場のレジスタンスとなっている対ドル相場の8月高値(25,200ドル≒338.5万円)に再び上値を抑えられ、ブレイクアウトに失敗した。週明けのBTCは、シカゴマーカンタイル取引所のBTC先物が取引を再開すると330万円周辺から上値を重くし、一時は322万円近辺まで押したが、De-Fiでの利用増加が注目されるアバランチ(AVAX)の相場が上昇すると、その他アルトコイン、BTCと連れて高くなり、BTCは欧州時間に330万円を回復した。NY時間のBTCはドル建てで8月高値を再度トライするも米株先の下落に上値を圧迫され失速し、4度目のブレイクアウトトライに失敗した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

続きはこちら