著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

2日のビットコイン(BTC)対円は反落するも節目の300万円は維持した。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、米経済がインフレの峠を越えディスインフレーションが始まったと発言したことを好感し、BTC相場は300万円を回復し、2日の東京時間序盤に311万円にタッチした。その後は利益確定の売りに押され上げ幅を縮小したが、米IT株の上昇を追い風に、米時間に再び上値をトライした。一方、引け後のアップル(AAPL)の決算で収益、利益、売上が市場予想を下回り、米株先が反落。BTCもこれに連れ安となりマイナス圏で終値を付けた。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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