著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

直近3日間で28%程上昇し、市場の上昇を牽引したライトコイン(LTC)が節目の80ドルで失速し、24日のビットコイン(BTC)も連れて230万円周辺で失速。東京時間には、一時、上値を試す場面もあったが、2014年のMt.Goxハッキングに関与したウォレットからBTCが移動されたとの情報も出回り、上値を圧迫された。一方、16,500ドル水準となる228.8万円周辺で相場は下げ渋ると、バイナンスが独自の業界復興基金(Industry Recovery Initiative、IRI)に10億ドル貢献するとブログで発表し、既に複数の企業から合計で5,000万ドルの献金を受けたと明かしたことで、相場は弱々しくも反発し下げ幅を縮小した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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