著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
11日のビットコイン(BTC)対円相場は1916円高(+ 0.23%)と小幅に上昇し、80万円台前半で下げ渋った。様子見ムードが漂う中、東京時間のこの日の相場はジリ安に終始。終盤には、英中銀の緊急利下げ発表に反応する場面もあったが買いは続かず、83.5万円にタッチしてすかさず元の水準まで押し返された。しかし、NY時間での米主要3指数の反落と、世界保健機構(WHO)テドロス事務局長が新型コロナウイルスの世界的な感染拡大をパンデミックと表明した後にBTCも若干下げ足を速めたが、80万円(≒7600ドル)にタッチすると相場は反発。今朝方にはショートカバーが入り84万円(≒8000ドル)付近まで戻したが、シカゴマーケンタイル取引所(CME)が今週金曜日の取引終了後にトレーディングフロアを閉鎖するとCNBCが報じると、相場は折り返し、終値は綺麗に83.2万円に着地した。