著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

10日のビットコイン(BTC)対円相場は4日ぶりに反発したが、終値は前日比8433円高(+ 1.03%)と上げ幅は限定的だった。昨日は、トランプ米大統領が新型コロナウイルスの感染拡大による経済減速への対応措置として、給与税の引き下げやその他「大規模な救済措置」を検討しており、米時間10日に議会で協議すると発表したことを受け、前日に3円ほど急落したドル円相場が東京市場で急反落を演じ、BTCの対円は円安の恩恵を受け小幅に反発した。欧州時間には、対ドルで一時8000ドル(≒84万円)を回復し買いが戻った一方、8200ドル手前(≒86万円)で失速し再び8000ドルを割り込むと、ロングの投げが誘発され7740ドル(≒81万円)付近まで下落した。その後は、米株が反発する中、BTCにも押し目買いが入り切り返す場面も合ったが、8000ドル水準となる84万円周辺では上値が重く、終値は同水準の回復に失敗した。

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