著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
4月2日のビットコイン(BTC)対円相場は続伸し、終値は前日比2万円高い73.5万円となった(+ 2.86%)。東京時間のこの日の相場は71万円周辺でほぼ横ばい。XRPやビットコインキャッシュ(BCC)には若干買いが入りジリ高となった一方、東京時間のBTCは反応薄だったが、NY時間に入ると買いが戻り、時間足で旗のパターン(直前の上昇幅と同等幅上昇するパターン)を完成させる如く上値追いに転じた(第1図)。しかし、相場が対ドルで6900ドル(≒74.5万円)に乗せると再びショートスクイーズを誘発。パターンの目標地点となる76.5万円水準を突き抜け78万円(≒7200ドル)にタッチすると、すかさず利食い売りに押し返され、一時は上げ幅をほぼ掻き消した。その後は72万円での押し目買いに支えられ小幅に戻したが、終値は対ドルで7000ドル水準となる75万円の上抜けに失敗した。
第1図:BTC対円チャート 時間足 出所:bitbank.ccより作成