著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

22日のビットコイン(BTC)対円相場は2.9万円高(+ 3.92%)の76.9万円と、レンジ内で上昇(第1図)。前日、上抜けトライに失敗した6900ドル水準(≒74.1万円)の上抜けに成功した一方、19年終値の77.9万円には届かなかった。東京時間のこの日の相場はジリ高。20日の原油価格暴落に追随した相場は、翌21日に下げ止まり、押し目拾いの買いが入り徐々に値を戻した。さらに昨日には、BTCが2017年並の強気相場に突入する可能性を指摘するブルームバーグのレポートが材料視され、相場が7000ドルを上抜けるとショートのロスカットが発生し、相場は一時7165ドル(≒77.3万円)まで上昇した。レポートでは、BTCと金の相関性が強くなっていることや、先物市場の取組高増加、ボラティリティーの低下、株式市場と比較したリターンの大きさを引き合いに出し、BTCが投機資産からデジタルゴールドに成長していると主張している。

(第1図:BTC対円チャート 日足 出所:bitbank.ccより作成)

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。