著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

3月31日のビットコイン(BTC)対円相場は1838円安(- 0.27%)の69.1万円とほぼ横ばい。この日は早朝にシカゴマーケンタイル取引所(CME)のBTC先物が窓埋めを完了したことで、模様眺めで手控えムード広がり、相場は70万円周辺で概ね方向感に欠ける展開となった。

2012年から数えて3月は比較的に値下がりしやすい月となっており、今年の月次騰落率は- 25.21%と2018年に次ぎ2番目に大きな下落率を記録した(第1図)。3月12日のクラッシュ以降、相場は底堅く推移しているが、対ドルで7000ドル(≒75万円)がレジスタンスとなっている。第二四半期は相場が上昇しやすいというアノマリーがあり、今月はビットコインキャッシュ(BCC)とビットコインSV(BSV)の半減期をそれぞれ9日と10日に控えているが、特大イベントを間近に相場は方向感を示せておらず、市場参加者は様子見となりやすいか。尤も、3月12日から13日の市場暴落で売りも相応にこなしたと考えられ、セル・ザ・ファクトが入る余地も少ないと指摘される。半減期をこなし、底を盤石に固めれば、供給量の低下から上への流れも出やすくなるだろう。

第1図 BTC対円月次騰落率(出所:bitbank.ccより作成)

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。