著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

4月第2週(4月6日〜12日)のビットコイン(BTC)対円相場は1.34万円高(+ 1.82%)の75.1万円となり、週足では2週続伸したが上げ幅は限定的だった。ビットコインキャッシュ(BCC)とビットコインSV(BSV)の半減期を控え、先週末の相場は様子見ムードが広がったが、週明けには株式市場のリスクオンが後押しとなりBTCは保ち合い上抜けに成功。6日終値は対ドルで心理的節目の7000ドル水準となる76万円を上抜け80万円台を回復した。BCCの半減期を控えた8日には、BCCとBSV主導で幅広い銘柄に買いが入ったが、BCCが半減期を通過すると、BCCのブロック生成時間の延長やハッシュレートの半減が警戒感を誘い、上げ足は鈍った。10日朝方のBSV半減期でも、類似の事象が発生し、BSV主導で売りが広がりBTCも反落。前年終値の77.8万円や76万円を割り込み、週明け6日の上げ幅を縮小した。週末には、OPECプラスの減産合意に反応し一時相場が反発するも、前年終値周辺の78万円がレジスタンスとなり、上に往って来いとなった。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。