仮想通貨取引所ビットバンクは24日、OMGの取り扱いを7月1日から開始すると発表した。今回の追加でビットバンクが取り扱うのは全10銘柄になる。

現物取引で、OMG/JPY、OMG/BTCの2ペアを取り扱う。ビットバンクは、全銘柄に提供している同社の「暗号資産を貸して増やす」サービスにもOMGを対応させる。「暗号資産を貸して増やす」とは、ビットバンクとユーザーが仮想通貨の消費貸借契約を締結し、最大年率3%の仮想通貨を1年後に受け取ることができるサービス。

OMGはイーサリアム基盤のブロックチェーンであるOMGネットワークで使用される仮想通貨。2017年に「OmiseGo」として開発がスタートし、2020年6月1日に「OMGネットワーク」としてリブランドされた。

OMGはセカンドレイヤー技術で構築されており、イーサリアムで問題となっているスケーラビリティ問題を解決できるプラットフォーム。2020年12月には香港拠点の仮想通貨投資企業ジェネシス・ブロックのベンチャー子会社に買収された。ジェネシスブロックが分散型金融に注力していることから、OMGも分散型金融への対応が期待されている。