仮想通貨取引所バイナンスは、米証券取引委員会(SEC)からの保護命令を求めるために裁判所に申し立てを行った。バイナンスは、SECからの情報収集を目的とした「漠然とした調査」に対抗するためと主張している。
8月14日の裁判所提出書類によれば、バイナンスはSECからの証言取得通知と情報開示要求を受けて、保護命令を求める動議を提出した。
「BAM(バイナンス)は誠実に対応してきたが、SECは同意命令がBAMの全てを無制限に調査する権利を与えるものだと考えている」とバイナンスは書いている。
バイナンスは、SECが2022年11月以降の「顧客資産とは何の関係もない、多数のトピックに関するコミュニケーションを提供することを要求している」と主張している。またバイナンスのチャンポン・ジャオCEOを含む6人の役員の証言取得を求めるSECの要求も問題視している。
「現在、SECはBAMの最上級幹部からの証言を求めているが、彼らは顧客資産のセキュリティ、保管、および移転に関する事実についての独自の直接的な知識を持っていない。そして、その事実を知っている従業員の証言は提供されている」と主張している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン