バイナンスのジャオ・チャンポンCEO(通称CZ)は最近のインタビューで、「仮想通貨の冬」はビジネスにとって潜在的に良いことだと述べている。

ジェミナイやコインベースの採用凍結の報道を受け、現在の仮想通貨の冬の時代にバイナンスはどうなるのかという質問には自信満々に答えている。

「仮想通貨の冬になるのは初めてではない。もし仮想通貨の冬になったら、私は3回目、バイナンスは2回目だ。だから、初めてではないんだ」

CZは多くの取引所にとって毛色の変わった試みを実行するという。つまり弱気市場の間に新しいスタッフを採用し、次に起こりうる強気市場に備えるということだ。「今のときに採用する方がはるかに良いだろう。強気相場では、誰もが自分のプロジェクトを立ち上げ、とんでもない額の報酬を得ているわけだからだ」と言う。

「今は市場のバランスが取れているので、優秀な人材は手に入るし、私たちは採用したいと考えている」

仮想通貨の世界はここ数週間下落に苦しんでいるが、バイナンスのトップは今が企業の拡大や雇用に最適な時期であると主張する。

しかし一方で、コインベースやジェミナイなど多くの仮想通貨取引所が新規雇用を凍結し、従業員を解雇している。Crypto.comやブロックファイなどの企業も、市場環境のために従業員の5%以上を解雇している。投資プラットフォームのロビンフッドも4月に9%のスタッフを解雇した。

CZは「バイナンスは常に大きな支出を抑制しており、スーパーボウルのスポンサーにもなっていない」、「スタジアムの権利も買っていない」と述べてる。