ビットコイン強気派で著名投資家のティム・ドレイパー氏が24日、米主要経済番組CNBCに出演し、半年前から株への投資を控え、自身のポートフォリオの多くにビットコインを充てていることを明らかにした。

ウーバーのドライバーがデイトレ

ドレイパー氏はインタビューでビットコインに対する自身の信仰について聞かれ、こう答えた。

「それはもうたくさん、たくさん、たくさんだ」

さらに以下のように続けた。

「私はただ信じているだけだ。長い目で見て、人はより良いものに移行するだろう」

ドレイパー氏は新型肺炎コロナウィルスへの懸念から株式市場が急落したことなどから、株があまりにも「泡だらけ」であることを改めて強調した。

「株はあまりにも泡立ちすぎた。市場は興奮しすぎで、ウーバーのドライバーがデイトレードを行なっていたほどだ。すべての兆候がここにあった」

番組内ではドレイパー氏はビットコインの他にテゾス（XTZ）に投資していることを明らかにし、年初来から2倍になっていることを明らかにした。

「バフェットは心配」

この他にはドレイパー氏は、2024年ごろにビットコインが25万ドルに到達するとの持論をこれまでと同様に展開。一方で今後数年間でには銀行や保険会社などの投資の健全性がさらに悪化すると警告した。

さらに先日、「投資の神様」ウォーレン・バフェット氏が「私はどんな仮想通貨も保有していないし、保有することは一生ない」と仮想通貨を全否定したことについて、今回の株価の急落で次のように皮肉った。

「もちろん、彼は心配しているだろうね」

バフェット氏は先日、仮想通貨トロンジャスティン・サン氏と食事をしたが、これまでと同様に仮想通貨を否定する態度は変わらず、以下のようにコメントしていた。

「仮想通貨には価値がない。何も生産しない。（中略）あなたが仮想通貨に望むことといえば、他の誰かが来てより多くのお金を支払うことだ。そして問題はその人に押し付けられる。価値で言えばゼロだ」

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翻訳・編集　コインテレグラフジャパン