4大監査法人の1つ、KPMGは20日、エンタープライズブロックチェーンを手掛けるガードタイム(Guardtime)と提携し、ブロックチェーンベースのサービスをクライアントに提供すると発表した。

KPMGはガードタイムと戦略的パートナーシップを結び、そのプラットフォームを使用して様々なプロダクトやサービスに取り組むという。

「KPMGのブロックチェーン対応サービスを使い、KPMGの専門家はガードタイムと協力して、戦略、評価、設計および実装のサービスを提供する」とプレスリリースでは説明している。

ガードタイムは、エストニア政府の電子政府計画をサポートするなど様々な分野で実績を持つ企業だ。

ガードタイムは昨年、別の大手監査法人であるアーネスト&ヤングとも提携し、ブロックチェーン技術を使った海上保険プラットフォーム開発に取り組んだ。このプラットフォームには海運大手のマースクが試験的に導入している。

KPMGでブロックチェーンの責任者を務めるアルン・ゴーシュ氏は次のように今回の提携について説明している。

「KPMGの豊富なビジネス経験と技術的経験とガードタイムのブロックチェーンプラットフォームが組み合わされれば、データの正確性や信頼性、セキュリティが最優先される分野におけるビジネスの変革を促すことになる」