「みんなが見守る実験」アマゾン・ウェブ・サービス幹部、仮想通貨リブラについて発言

アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の幹部スコット・マリンズ氏が、5日、フェイスブックの仮想通貨リブラについて「みんなが大きな興味を持って見守る実験になるだろう」と述べた。

都内で開かれている「FINSUM」のパネルディスカッションに登壇した、AWSの世界的な金融サービスビジネス開発部門トップのマリンズ氏は、アマゾン社として見解を述べることはできないとしつつも、次のように述べた。

「アイデアは面白く、野心的だ。みんなが大きな興味を持って見守る実験になるだろう。(中略)どうなるか楽しみにしているよ。」

アマゾンペイのパトリック・ゴーチエ氏は、6月、フェイスブックのような仮想通貨は時期尚早としつつも、「2、3年後にその会話をすることを楽しみにしているよ」と述べていた。

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リブラ協会と中央銀行の違い

また、同パネルディスカッションには、IMF(国際通貨基金)の金融資本市場局、課長補佐であるトマソ マンチーニ・グリフォーリ氏も登壇。リブラと中央銀行発行のお金の違いについて見解を述べた。

リブラ発行は完全に需要によって決まる。リブラ協会は、自らの意志でリブラの発行をできない。リブラ協会は、消費者がリブラを持つと決めた時にリブラを発行する。よって、中央銀行の役割とは大きく異なる。中央銀行の強みは、マネーを創り出せることであり、それは金融危機の時に役立つ

イングランド銀行のカーニー総裁は先月、仮想通貨リブラのようなデジタル通貨が基軸通貨としてのドルに取って代わるべきと発言。多くの政治家や規制当局がリブラに懸念を示す中、前向きな意見を述べた

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