実物資産のオンチェーン化を目指したプロジェクト「DeFiマネーマーケット(DMM)」は6日、突如「運営を停止した」と発表した。

公式ツイッターは、「規制当局の調査の結果、DMMは運営を停止します」と明らかにした。プロジェクトのウェブサイトでは「DMMはこの措置の必要性について遺憾を示すと同時に、コミュニティのサポートと積極的な参加に感謝します。」と掲載された。

ウェブサイトではmtokensの換金方法をユーザーに説明しており、2月10日には利回りが0%になるとしている。

DeFiマネーマーケットはRealTやその他の不動産トークンかプロジェクトとともにDeFiに実物資産を持ち込もうとした初期プロジェクトの一つだ。DeFiマネーマーケットは自動車ローン裏付けのトークンに6%以上の金利を提供した。プロジェクトには著名投資家のティム・ドレイパー氏などが出資していた。

一部の推測では「規制当局の調査」が立ち上げに失敗したトークンプロジェクトに関係しているのではと推測されている。

DeFiマネーマーケットでは、トークン販売の直後に、ローンの裏付けを証明するためにアップロードした書類が、ローン保有者の身元を明らかにしてしまったという事件があったためだ。

この発表により、DeFiマネーマーケットのガバナンストークンであるDMGは急落している。DMGは昨夜の高値である0.53ドルから急落し、0.066ドル付近で取引されている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン