米国の資産運用会社アーク・インベストは1月3日、仮想通貨取引所コインベース(COIN)株を2500万ドル相当(約36億円)売却した。同日、コインベースの株価は3%下落して152.24ドルで取引を終えている。

アーク・インベストは2023年12月以降、コインベース株を1億2500万ドル相当売却している。

同社は1月4日、COIN株の売却後に、テスラ(TSLA)株10万5201株(約36億5000万円相当)を取得したと発表した。ARKイノベーションETF(ARKK)はテスラ株を9万1194株、ARK次世代インターネットETF(ARKW)は1万4007株を取得した。

最近もコインベース株の売却を続けているにもかかわらず、アーク・インベストは同社株の保有を続けている。コインベースは、1月4日時点でARKF ETFのポートフォリオで最大の資産であり、総資産の1億4500万ドル以上を占めている。

アーク・インベストは1月3日、コインベース株166万183株(約36億円)を売却したと発表した。売却はARKKから14万5048株、ARKWから2万1135株が行われた。

また、コインテレグラフが入手した取引通知によると、アーク・インベストは2023年12月5日、コインベース株23万7572株を3つのファンドから売却した。同日はコインベース株が1株140ドルで取引を終えており、売却額は少なくとも3300万ドルに上った。

ARKイノベーションETFだけで20万1711株、ARKフィンテック・イノベーションETFで28,535株、ARK次世代インターネットETFで7,326株が売却された。

アーク・インベストは、12月28日には、グレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)の残りの全保有分(約2億ドル相当)を売却した。売却益の約1億ドルは、ビットコイン先物ETFビト(Bito)に投資された。