オープンソース・フレームワークであるアラゴンは、分散型自律組織(DAO)を立ち上げるためのインフラがポリゴンネットワークで利用可能になったことを明らかにした。アラゴンとポリゴンラボの提携により、ユーザーはDAOを簡単かつ安全に構築できるようになり、50セントでプログラムのコーディングを必要とせずにDAOを作成できる。

DAOは、ブロックチェーン上のコンピュータプログラムとして記述されたルールで運営される組織だ。中央権力やヒエラルキーが強い従来型組織とは異なり、分散型の利害関係者ネットワークによって意思決定が行われる。

今回の提携により、ユーザーはアラゴンの「リーン・コードベース」とポリゴンのレイヤー2ブロックチェーンを活用して、技術的な専門知識がなくても迅速にDAOを立ち上げることができる。フルオンチェーン技術を利用することで、DAOの設立と運営に関連する障壁とコストを低減し、世界中の人々が手頃な価格でプロセスに参加できるようにすることを目指している。

ポリゴンラボの共同創設者であるサンディープ・ナイルワル氏は、提携によりオンチェーンガバナンスが「世界中の誰にでもアクセス可能」になり、「ブロックチェーン技術の大衆化」に貢献すると述べている。2016年に設立されたアラゴンとポリゴンは、これまでにも共同プロジェクトを実施しており、2021年9月にアラゴンの最初の製品がポリゴンのプラットフォームで導入され、6,000以上のDAOが作成された。


翻訳・編集 コインテレグラフジャパン