AP通信は、11月3日に行われた米国大統領選挙の結果をイーサリアムとEOSのブロックチェーン上に公開している。

AP Elections APIへのアクセス方法を説明した開発者のウェブページに記載されているように、結果は、ブロックチェーンを使ったウィキペディアである「エバーペディア(Everipedia)」のOraQleソフトウェアによってブロックチェーンに書き込まれている。

結果はAPのウェブサイトでも公開されているが、ブロックチェーンベースのエバーペディアを使用することで、各州の結果が入ってくるたびに、ハッキングされずに記録し、配信することが可能だ。

APはまた、イーサリアムのスマートコントラクトアドレスを公開しており、読者はイーサスキャンなどのブロックエクスプローラを使用して、結果を追うことができる。

2020年の米国選挙は、重要な争点となる州では結果がギリギリのところで決着がついており、ここ数十年で最も接戦となっている。新型コロナウイルスの流行により、1億人の投票者が郵便投票と期日前投票を行っている。

仮想通貨業界は、誰が次の米国大統領になるのか、そしてそれが市場に与える影響を懸念している。

しかし、最終的な結果がわかるまでには数日、あるいは数週間かかるかもしれない。トランプ氏は、民主党支持者票が多いとされる郵便投票による有権者の不正行為を訴えている。トランプ氏は投票の集計を停止するために最高裁に控訴するとまくし立てている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン