中国アリババ傘下で、アリペイを手掛けるアント・フィナンシャルは、企業向けブロックチェーンプラットフォーム「アント・ブロックチェーン・オープン・アライアンス」を来月にも完全公開するとみられる。火星財経を引用したBihai123が1月8日に報じた。

アント・グループのバイス・プレジデントで同スマートテクノロジー事業グループ代表のジャン・グオフェイ氏は、昨年11月にベータ版を公開済みで、早急にフル稼働させると話したという。

中小企業や開発者が低価格でブロックチェーン業界に参入し、アプリケーション開発に取り組むことができるとしている。

アント・フィナンシャルは、2018年9月ブロックチェーンのバックエンド機能を提供するサービスを開始。グオフェイ氏は、以下のように述べていた。

「過去2年間、アント・フィナンシャルはブロックチェーンについて2つの側面から取り組んできた。テクノロジーの改善と、ブロックチェーンアプリケーションの商用化を加速させる点だ」

また、先月には、ブロックチェーン技術を使い、サプライチェーン・ファイナンスの資金調達に掛かる時間を大幅に短縮することに成功したと述べていた。

中国の証券日報によれば、アント・フィナンシャルは2015年にブロックチェーン開発チームを設立。すでにアリババのブロックチェーン関連の特許出願数は1000を超えている。

 

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン