「ビットコイン(BTC)価格が底をついた」と論じるアナリストがまた一人出現した。

仮想通貨アナリストのエリック・ティース氏は、イーサリアム(ETH)価格の下落がひと段落したことを理由にビットコイン価格が9月に底をついたのではないかと分析した。

「去年末のビットコイン強気相場は、ICO(ERC20)の巨大バブルによってもたらされため、間接的にはイーサ(ETH)のおかげだった。つまり9月頭にETHが下げ止めたことは、弱気相場の終えんに向けて重要な意味を持っている。我々はビットコイン(BTC)が立て直しに役割を果たすと見ていたが、間違った場所を見ていたんだ」

現在はビットコインやイーサリアムなど仮想通貨相場が低い価格レンジで安定しているため、今後の上昇相場に期待できるのだという。過去1か月でビットコイン(BTC)は約4%、イーサリアム(ETH)は約13%上昇している。

ビットコイン価格が底をついたと指摘するアナリストは多い。仮想通貨の投資会社ギャラクシー・デジタルCEOのマイク・ノボグラッツ氏は先月、仮想通貨市場が底を打ったと発言。当時ビットコインは6500ドル付近で推移していた。また仮想通貨両替サービスを手がけるシェイプシフト(ShapeShift)のエリック・ボールヒーズCEOもビットコインが現在の水準より下がるとは思えないという見方を示していた。