コミュニティ主導のゲーム会社、プラネタリウム・ラボは、アニモカブランズやサムスンNext、WeMadeの支援を受け、シリーズAラウンドで3200万ドルを調達した。この資金は、プレイヤーがゲームネットワークに参加できる一方で、コミュニティのメンバーにも参画できるブロックチェーンベースのゲームエコシステムの構築に使用される。

7日の発表によると、同社はLibplanetブロックチェーン技術に基づくゲーム環境を開発する。ゲーマーがゲームネットワークに参加できるようにするとともに、オープンソースのコンテンツ開発におけるユーザーの意見を取り入れられるようにする。

プラネタリウム・ラボは、コミュニティ主導のゲームとプレイヤーガバナンスのための基本ツールの拡張に投資するとともに、主要なスタジオが洗練されたWeb3ゲーム体験を提供できることにも力を入れる。同社は、分散型ゲーム向けエコシステムであるLibplanetに注力。エコシステム・ファンドやコミュニティ支援プログラムを含む様々なプロジェクトを設立し、参加を促すことを目的としている。

また、今回の増資により、韓国のテクノロジー大手カカオの投資部門であるKrust Universeや、WEMIXプラットフォームでプレイ・トゥ・アーンのMMORPG「MIR4」を世界的に展開するWeMadeなど、アジア全域でプラネタリウム・ラボの広大なネットワークを確立した。

アニモカ・ブランズは、Web3スペースで最も活発な投資家の1つだ。同社は、ザ・サンドボックス (SAND) と アクシー・インフィニティ (AXS)にも投資している。アニモカ・ブランズ、4月にGear.Clubやテスト・ドライブシリーズ、およびその他の人気レースゲームを制作したエデン・ゲームスの買収を完了している。

ブロックチェーンゲームは、業界の主流だった中央集権型モデルからの脱却を目指す中で、近年、同技術のユースケースとして広く普及している。ゲーマーの数が増加し、デジタル資産が収集・取引されるようになるにつれ、仮想通貨ゲームは爆発的に普及し、ゲーム開発者に安定した収益源を提供するとともに、プレイヤーに価値を生み出している。ノンファンジブルトークン(NFT)のフロアプライスが低下し、弱気派が仮想通貨市場を支配している一方で、ゲームファイ(GameFi)は、回復力があり発展しているようだ。